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環境ニュース[海外]

欧州委員会、航空業界を対象にEU排出権取引制度の新登録簿の運用を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.02.14 【情報源】EU/2012.01.30 発表

 欧州委員会は、2012年1月30日、EU排出権取引制度(EU-ETS)において、同委員会が管理する新たな登録簿を運用するにあたり、航空業界に対する部分的適用を開始した。新登録簿は、EU-ETSにおいて発行される全ての排出枠を正確に会計処理し、その所有権を記録することが目的。現在、排出枠は各加盟国が管理する国別電子登録簿の口座に記録されているが、2009年の改正ETS指令により、EUが管理する登録簿への一元化が定められた。今回、新登録簿運用の第一段階として、航空業界を対象とした運用を開始。2012年6月以降、現行の国別登録簿にある固定施設の口座が統合されることで、新登録簿の完全運用が実現する。今後、航空各社は新登録簿に口座を開設し、EU-ETS指令による規則に基づき加盟国が算出した無償割当をこの口座で取得する。2012年の航空各社に対する無償割当量は、合計約1億8100万CO2トン。航空各社は、検証済みの排出実績の登録や、排出枠・国際クレジットの償却による排出量の相殺などの義務を負う。【欧州委員会】

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