一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州議会、廃電気電子機器の回収強化のためWEEE指令改正を承認
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2012.02.03 【情報源】EU/2012.01.19 発表
欧州議会は、2012年1月19日、廃電気電子機器(WEEE)指令の改正を圧倒的多数で承認した。この改正により、・加盟国は、2016年までに廃電気電子機器(e-waste)を各年3年前からの平均販売量(重量)の45%、2019年までに65%(または発生したe-wasteの85%)を収集する。施設改良の必要がある10カ国については、暫定目標を40%とし、2021年までに最終目標を達成する。
・消費者は、小型製品(携帯電話など)を、新たな製品を購入しなくても大型電気製品店に返却できる。リサイクル率は、製品カテゴリーによっては80%まで高める必要がある。最善のリサイクル技術を使うこととし、リサイクルが容易にできるよう、製品を設計するようにしなければならない。
・e-wasteの違法輸出の規制が強化される。立証責任が、税関から輸出者へと移り、輸出者は製品が修理か再利用のために輸出されることを実証しなければならない。
・電気電子機器の生産者の登録報告要件が簡素化され、事業を行う国でそれぞれ拠点を設ける代わりに、代理人を指名することができる。新措置により、加盟国間での登録料の二重払いを避けることができる。
【欧州議会】