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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、全国温室効果ガス報告プログラムによる初のデータを公開

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.01.24 【情報源】アメリカ/2012.01.11 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、温室効果ガス(GHG)報告プログラムを通じ、全米の大規模産業施設から報告されたGHGの初の包括的データを公表した。公表されたのは、発電所、石油精製のほか、金属、パルプ・紙、化学物質の製造など大量のGHGを直接排出する9産業部門の施設と化石燃料の供給業者(供給先でGHGを排出)の2010年GHG排出データである。EPAが導入したオンラインデータ公表ツールにより、6700以上の施設が提出したデータを、施設、場所、産業部門、排出するGHGの種類の別に閲覧できるという。
 公表されたデータによると、2010年には、
・最大の固定汚染源は発電所(23億2400万トン(CO2換算))で、続いて石油精製業(1億8300万トン)
・排出されたGHGのうち、二酸化炭素が最も多く(95%)、続いてメタン(4%)、残りは一酸化二窒素等。
・700万トン以上を排出したのは100施設で、このうち96施設が発電所で、製鉄、石油精製でそれぞれ2施設。
 GHG報告プログラムは、EPAが、2009年、統合歳出予算法(2008年)の下で開始したもので、各種産業部門の大規模発生源、および放出または燃焼によりGHGを発生する製品の供給業者に報告を義務付けている。【アメリカ環境保護庁】

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