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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、温室効果ガス年指標(AGGI)は引き続き上昇と発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.11.25 【情報源】アメリカ/2011.11.09 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2010年の温室効果ガス年指標(AGGI)を発表し、AGGIの恒常的上昇が続いていることを示した。AGGIは、人間活動によって大気中に放出されたCO2、メタン亜酸化窒素クロロフルオロカーボン(CFC)等の長寿命温室効果ガスが気候に与える直接の影響を測定する指標で、2004年にNOAAの科学者らが開発した。この指標が、2010年には1990年比29%増を示す1.29に達したという。AGGIは気温が具体的に何度になるかを示すものではないが、AGGIの上昇は温室効果の増大を意味する。AGGIの算定に使用される大気データは世界各地100カ所以上の国際協力大気サンプリング網を通じて収集される。また、氷床コア等から数百年前のデータも得られるという。現在、1978年まで遡って算定されている。2010年の指数は、CO2濃度が引き続き恒常的に上昇したこと、メタン温暖化係数はCO2の25倍)の4年連続の増加、亜酸化窒素の恒常的増加、そしてオゾン層破壊物質でもあるCFC11及びCFC12の、1990年代末から続いている微減といった変化を反映したものである。【アメリカ海洋大気庁(NOAA)】

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