一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国、初の資源リサイクル基本計画を閣議で確認
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2011.09.21 【情報源】その他/2011.09.06 発表
2011年9月6日、韓国で初めての資源リサイクル基本計画(2011〜2015年)が、廃棄物ゼロ社会の実現を目指し、閣議で確認された。基本計画では、目標として、再生可能エネルギー拡大と廃棄物処分コスト削減による約9兆4000億ウォン相当の経済的価値の創出、温室効果ガスの4306万トン削減、1万1000人の雇用創出を2015年までに実現することとしている。基本計画の主な内容は以下の通り。
1)開発プロジェクトにおける資源リサイクル強化、エコ保証システムの適用対象となる製品の拡大、一人当たりリサイクル目標値の管理制度導入、資源を節約する購入と消費の普及
2)廃棄物の収集・リサイクル・再利用の促進による、有価資源の直接埋立処分の回避(2020年まで)、生産から処分までのプロセス全体でのアップサイクル(4R)促進
3)広域廃棄物処理施設の建設による効率化
4)研究開発・資金調達の拡大による高価値資源の再利用技術の開発、資源循環産業の推進
5)国全体の資源循環実績の評価等、基本計画実施のための基盤整備
【韓国環境部】