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環境ニュース[海外]

EPA 子供への環境リスクに関する調査戦略 発表

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2000.10.26 発表

 EPAの調査・開発課(Office of Research and Development: ORD)は、子供に影響を及ぼす政策決定とリスクアセスメントの科学的基礎を強化するため、「子供への環境リスクに関する調査戦略(Strategy for Research on Environmental Risk to Children)」を公表した。この戦略は、今後5-10年間にわたるEPAのプログラムの方針を明らかにするため、調査のニーズとプライオリティの枠組みを示すもの。戦略では、子供に関する危険物質の特定、服用−反応、暴露評価、リスク削減などについて長期的なプログラムが示されている。
 特に胎児期から思春期までの子供は、脆弱で汚染物質の影響を受けやすく、体の機能が恒久的に変わってしまうおそれもある。また、EPAは、子供の呼吸率、代謝、食べ物、行動パターン(床で遊ぶなど)が大人とは異なることから、子供の方が汚染物質から受ける影響が大きくなる可能性を指摘している。
 EPAは、全てのEPA規則、基準、政策、試験方法、リスクアセスメントについて、子供が環境汚染物質から影響を受けやすいという点を考慮し、子供にとって安全で健全な環境を保全することとしている。
 なお、プログラムの実行に当たっては、EPA、産業、州、地域コミュニティなどの間での協力関係が求められる。発表された調査戦略のコピーは、1-800-490-9198にて入手可能。【EPA】

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