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環境ニュース[海外]

EPA 有機リン酸農薬「エチルパラチオン」の使用中止で合意

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2000.10.13 発表

 EPAと農薬等製造業者であるCheminovaは、有機リン酸農薬の「エチルパラチオン」の残量について、使用を中止する旨の合意に署名した。
 エチルパラチオンは、登録されている農薬の中でも最も急性毒性の高いものの一つであり、使用場所や使用方法、使用後の管理などが厳しく規制されていた。しかし、今年早くに公表された、EPAのエチルパラチオンに関するリスクアセスメント改訂版においても、労働者や野生生物に高いリスクが残ることが明らかになった。
 このため、今回の合意においては、種用トウモロコシへのエチルパラチオンの使用を中止するとともに、2003年10月31日までに、小麦、大豆、綿など他の作物への使用も段階的に中止することとした。また、アメリカへのエチルパラチオンの輸入も中止し、他の殺虫剤製造へのエチルパラチオンの使用登録も2002年12月31日までに抹消することとなった。【EPA】

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