アメリカ　エネルギースター・プログラムを強化へ

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.03.30 【情報源】アメリカ／2010.03.19 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）とエネルギー省（DOE）は、エネルギースター・プログラムの強化に関する一連の対策を発表した。現在、実施されている第3者機関によるテストに加え、EPAとDOEでは、エネルギースター製品のテストを拡大する2段階の手続きを公表。
　まず、DOEでは、冷凍庫、冷蔵冷凍庫、洗濯機、食器洗浄機、給湯機およびエアコンという6種類の製品について、約200件の基本的なモデルを対象に、今後数カ月をかけて、独立した検査機関で検査を実施する。こうした製品は、最もよく利用される機器で、家庭のエネルギー代の25％以上を占めるという。
　また、EPAとDOEでは、エネルギースター・ラベルの承認を求める全製品に対して、認定された検査機関でのテストを求めるとともに、メーカーに対して、条件等が引き続き遵守されていることを確認する検証検査プログラムに参加するよう求める。
　これらの対策は、家庭のエネルギー効率の改善、エネルギー代の節約を目指すオバマ政権の取り組みの一環となるもの。
　エネルギースターによって、アメリカでは、2009年だけで、エネルギー代を年間170億ドル近く節約し、自動車3000万台分の温室効果ガス排出量を削減した。【EPA】