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環境ニュース[海外]

COP15 先進6カ国が途上国の森林減少対策に35億ドル拠出

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.12.24 【情報源】イギリス/2009.12.16 発表

 第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)において、12月16日、イギリスは、アメリカ、フランス、オーストラリア、日本、ノルウェーと共同で、途上国の森林減少・劣化対策に3カ年(2010〜12年)で35億ドルを拠出すると表明した。
 森林減少は、世界の温室効果ガス排出量の約5分の1の原因になっているとイギリスのブラウン首相は指摘。2015年までに途上国での森林減少率を25%削減するためには約250億ドルが必要で、この大部分を先進国が負担することで途上国の努力を支援すべきだと述べた。今回イギリスは4億8000万ドルを負担する。
 6カ国の共同声明では、途上国における「森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減等(REDD+)」対策のために、素早い資金提供を実施する決意を提示。2012年以降については計画の進捗状況を考慮の上、支援額を引き上げるとともに、他のドナーの参加も取り入れるとしている。
 これに対する途上国からの主な反応は次の通り。ガボン共和国のボンゴ大統領は、これを大きな打開策として歓迎、REDDプロジェクトの立ち上げ資金の提供を受け、自国で対策を進めることを約束した。コロンビアのコスタ環境大臣も森林減少からの温室効果ガス排出削減に対する決意を表明をするとともに、このような素早い資金提供は途上国の行動を促すものだと歓迎した。【イギリス エネルギー・気候変動省】

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