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環境ニュース[海外]

カナダ政府 UNDPと提携して熱帯地域の生物多様性保全&貧困撲滅プロジェクト

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2002.02.07 【情報源】カナダ/2002.01.30 発表

 国連開発計画(UNDP)は1月30日、カナダ政府、国際開発研究所(カナダ連邦議会に所属するシンクタンク)、ならびに国連基金(UN Foundation)との提携で「赤道イニシアチブ」(Equator Initiative)を立ち上げることを発表した。これは、赤道周辺に位置する国々での、生物多様性保全を通じた貧困削減の成功例を取り上げ、国家間でのその知識の移転を促進し、キャパシティビルディングを図ろうとする取り組み。
 赤道下にある国家(ブラジル・エクアドル・インドネシア・ケニアなど)では、国民の多くが1日1ドル以下の生活費で暮らすなど、依然として貧困に苦しんでいる。しかしその一方で、多様な自然環境を有しているため、森林製品、新しい医薬品、エコツーリズムなど、熱帯気候の豊富な資源を活用して、生活を改善していくことも期待されている。そこでこのイニシアチブでは、「南・南」協力の形で貧困削減と生物多様性保全を目指すことにしている。
 同イニシアチブでは、南ア・ヨハネスブルクで開催される地球サミットで、第1回目の表彰を行なう予定(5月中旬まで応募受付)。【カナダ連邦環境省】

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