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環境ニュース[海外]

環境に配慮した肉骨粉の処理方法に関する手引書を公表

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2001.02.20 発表

 ドイツ連邦環境省は、2月20日、環境に配慮した肉骨粉(Tiermehl)の処理方法に関する手引書をホームページ上に公表した。
 ドイツでは、狂牛病防止のため、2000年12月1日に、肉骨粉を飼料に利用することを禁止する法律(Verfuetterungsverbotsgesetz)が公布された。このため、今後、肉骨粉・動物脂肪が、毎年約100万トンずつ廃棄物として発生すると見込まれており、これらの物質を環境に配慮した方法で処理することが重要な課題となっている。
 学者、技術者、官庁の専門家たちの手による今回の手引書によれば、環境に配慮した肉骨粉の処理方法は、熱処理方法のみとされている。熱処理のための施設としては、家庭ゴミ・特別ゴミ焼却施設、褐炭発電所、セメント工場があげられている。手引書では、これらの施設の操業者に対して、肉骨粉を処理する際の留意点が示されている。肉骨粉の熱処理に関する経験をほとんどもたない操業者達に、処理方法に関する情報を提供するのが今回の手引書の目的である。
 なお、肉骨粉の熱処理をおこなうためには、インミッション防止法上の許可を得る必要があり、実際の処理は、動物死体処理施設法(Tierkoerperbeseitigungsgesetz)に則って行われる。【ドイツ連邦環境省】

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