イギリス　地方自治体の9割がリサイクル目標達成

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2008.11.20 【情報源】イギリス／2008.11.06 発表

　2007/08年度のイングランドの「地方自治体の廃棄物統計」が発表され、多くの地方自治体が目標を上回る結果を出していることが明らかになった。
　統計によれば、地方自治体の90％がリサイクル目標を達成しているか、もしくは上回っており、また前年度に比べて、家庭ゴミの量も減少した。地方自治体の94％は、前年度より多くの家庭ゴミをリサイクル・コンポスト化しており、72％は前年度より埋立処分する割合が減った。
　また、家庭ゴミのリサイクル・コンポスト化率が一番高かった自治体は、東リンジー・ディストリクトで（58.4％）、リサイクル率を20％も引き上げた。リサイクル率・コンポスト化が50％以上に達した地方自治体は19箇所、またリサイクル率を10％以上改善できたのも19箇所だった。家庭ゴミの量が10％以上減少した地方自治体は7箇所だった。
　なお、この日、「2007/08年度市町村廃棄物処理国家統計（イングランド）」も発表された。主な内容は以下のとおり。
●イングランド内の家庭リサイクル・コンポスト化率は前年度が30.9％、今年度が34.5％とアップしており、2010年までに40％に引き上げるという廃棄物戦略の目標に近づいている。
●家庭ゴミの量は1790万トンから1660万トンに減少（7％減）しており、これも廃棄物戦略目標（2010年までに1580万トン）達成への道を歩んでいる。
●埋立処分される市町村廃棄物の量は1690万トンから1550万トン（市町村廃棄物全体の54％）に減少した。
●市町村廃棄物の総量は2910万トンから2850万トンに減少（2.2％減）した。【イギリス環境・食糧・農村地域省】