一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境に配慮した一般廃棄物処理に関する命令を閣議決定
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2001.01.31 発表
ドイツ連邦政府は、1月31日、環境に配慮した一般廃棄物の処理に関する命令を、閣議決定した。この命令によれば、2005年6月1日から、一般廃棄物を事前処理なしに廃棄することが禁止される。また、今後は、事前処理方法として、従来の焼却方法のほかに、機械的生物学的方法を用いることができる。さらに、処分場の位置の問題や、漏水問題への対応も盛り込まれている。命令は、連邦参議院の同意手続を既に終えていて、3月1日に施行される見込みである。
その他、31日の閣議では、有害廃棄物の越境移動とその処分の規制に関するバーゼル条約の改正に関する法律案が可決された。1998年以来、ドイツでは、先進工業国から開発途上国への有害廃棄物の輸出が禁止されてきた。ドイツは、今後に予定されている批准により、輸出禁止政策を、世界レベルで通用させるよう寄与する。【ドイツ連邦環境省】