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環境ニュース[海外]

イギリス アフリカにおけるCDMプロジェクト促進イニシアティブを発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.12.25 【情報源】イギリス/2007.12.12 発表

 イギリスのヒラリー・ベン環境大臣が12月12日、バリでの気候変動枠組条約第13回締約国会議等において、アフリカにおける持続可能な開発と炭素市場投資を促進する革新的イニシアティブ「アフリカン・スプリングボード」を発表した。
 イギリスの政府と銀行や企業等が協力し、CDMプロジェクトの登録数が全世界の僅か2.6%というアフリカにおいて、CDMプロジェクトの開発を促進しようというもの。「ナイロビ枠組み(ナイロビ・フレームワーク*)」関係者との連携の下、他政府や団体による既存のプログラムを補完する形で実施される。
 アフリカではプロジェクト実施能力の欠如や現地資本及び民間セクターの脆弱さがCDM事業の障害となっていることを考慮し、本事業は開始から3年以内は補助を受ける予定。
 イギリスは立ち上げ費用として20万ドルを拠出し、現地プロジェクトサイトにおける人的支援等も行う。2008年1月にアフリカに事務局を開設し、同年半ばまでには、現時点でプロジェクトのないサハラ以南アフリカ諸国より3カ国を選定し駐在員を配置する。
 初年度に、200万ドルのCDM投資を生み出すことが期待されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

訳注:ナイロビ枠組みとは、2006年の気候変動枠組条約第12回締約国会議・京都議定書第2回締約国会合において、途上国、とりわけアフリカ諸国のCDM事業への参加を促進するために、国連のアナン事務総長が発表したイニシアティブ。

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