欧州委員会　アイルランド等5カ国の国内割当計画修正案について決定

　欧州委員会は、アイルランド、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ及びスウェーデンの国内割当計画（2008～2012年期）の修正案について結論を出した。修正案はいずれも、2006年末とされていた提出期限以前に提出されていたもの。欧州委員会による決定の内容は以下のとおり。
●アイルランド：総割当量が118万トン増加、共同実施（JI）・クリーン開発メカニズム（CDM）の割合を10％に減少
●ラトビア：総割当量が14万トン増加、JI・CDMの割合を5％から10％に増加
●リトアニア：JI・CDMの割合を8.9％から20％に増加
●ルクセンブルグ：割当のオークションを行わないことを認め、特定の施設を国内割当計画の対象から外し、総割当量を20万トン削減
●スウェーデン：承認された修正はなかった
　ドイツとスロバキアの修正案については審査が続行されている。
【欧州委員会環境総局】