一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 山西省:33億元を投じて100のゴミ埋立場を建設
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国/2007.03.01 発表
今後数年、山西省は33億元を投じ、100ヶ所の生活ゴミ埋立場を建設し、2010年までに全省は生活ゴミ処分の無害化、減量化、資源化をほぼ実現する。第10次五ヵ年計画期間、全省都市生活ゴミ無害化処理施設の新規事業が計108件あり、そのうち重点事業は76件、一般事業は32件、段階別に実施し、新規事業の建設処理能力は計日量17469トンである。建設事業には、100ヶ所の生活ゴミ衛生埋立場、選別・堆肥化・焼却処理システムと相当数の清掃・運搬システムがあり、そのうちゴミ圧縮中継ステーションは25ヶ所、分解・焼却など総合処理システム6ヶ所、堆肥化処理システム3ヶ所ある。今後、同省のゴミ輸送設備にはゴミ落下、粉塵、臭気拡散、浸透水などを制御する機能を備える。
そのうち太原市は候村集中生活ゴミ処理事業を実施し、処理能力は日量1800トンである。同事業は100ヶ所の生活ゴミ埋立事業のうち最大規模のものである。同時に古交市、清徐県、陽曲県、婁煩県では同様にそれぞれ処理能力が日量250トン、130トン、65トン、50トンの衛生埋立場を建設する。このほか大運高速道路沿線、汾河流域、海河流域、黄河流域の各県政府は同様にそれぞれ生活ゴミ無害化事業を実施する。
2008年まで、同省は生活ゴミ分別収集・回収利用を実現するようにし、生活ゴミによる「都市包囲」状況をほぼ解決する。そのうち22件の都市生活ゴミ重点事業を全て完成し、都市主要道路の機械洗浄率・清掃率をそれぞれ30%と50%にし、生活ゴミ分別収集率を20%〜30%にし、回収利用率を10%〜20%にし、生活ゴミ無害化率を57%にする。2010年までに、全省都市主要道路の機械洗浄率・清掃率をそれぞれ40%〜60%にし、生活ゴミ分別収集率を30%〜40%にし、分別運搬率を40%、回収利用率を30%、生活ゴミ無害化処理率を86.6%にする。【中国国家環境保護総局】