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環境ニュース[海外]

中国 寧波:初の汚泥発電事業を実施

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.12.13 発表

 寧波市で初の汚泥焼却処理事業の第1期工事が先日竣工し、稼働開始する。全ての事業が運行されれば730万kWh/年以上を発電できるようになる。
 この事業では3台の130トン/h級循環流動床ボイラーの技術改造、建設輸送システムと付随施設の設置により、最終的に日量400トンの汚泥処理能力のある循環ストーカ式汚泥焼却処理生産ラインを形成する。汚泥焼却後に発生する少量の残渣はコンクリートやレンガ製品、道路の路面材料と工事建設時の埋立用土として利用できる。また余熱は発電や熱供給としても利用できる。
 同プロジェクトの資金投入額は600万元で工事は2期にわたって行われる。1期工事では日量200トンの汚泥処理能力を備え、2期工事では最終的に日量400トンの汚泥処理能力を備える。
 汚泥10トンのエネルギーは原炭1.4トン分の発熱量に匹敵する。操業開始後、日量56トンの原炭を節約でき、2万トン/年以上の原炭の節約が可能となる。汚泥1トンあたりの発電量を50kWhで計算すると730万kWh/年以上の発電が可能となる。【中国環境報】

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