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環境ニュース[海外]

中国 北京市がエネルギー消費公報を公表 前3四半期で著しく減少

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.11.13 発表

 北京市政府新聞弁公室は先日、記者会見を開き、今年第1〜3四半期の全市のエネルギー消費と水消費状況を紹介した。今年第1〜3四半期では、全市の1万元GDP当たりエネルギー消費が石炭換算0.78トンで、前年同期より6.9%減少した。同時に、全市のサービス業の生産額がGDP比70.4%を占めた。低エネルギー消費・高付加価値であるサービス業の割合の高まりが、全市1万元GDP当たりエネルギー消費水準低下の主な要因である。
 同公報で、特に目を引くのは、石景山区・房山区の1万元GDP当たりエネルギー消費が石炭換算4.5トン近くになり、全市平均水準の換算石炭0.78トンよりはるかに高く、全市の最高水準に位置していることである。これは、同地区は北京市の鋼鉄石油化学工業の所在地であることと直接的関係がある。逆に、北京経済技術開発区が設置されている亦庄では、1万元GDP当たりエネルギー消費が石炭換算0.16トンしかなく、産業構造の調整のエネルギー消費削減に対する意義を証明した。
 第1〜3四半期の全市1万元GDP当たり(現価)水消費が43.9立方メートルで、昨年同期より17.3%減少した。今年の水資源の情勢は依然非常に厳しいため、同市水務局は全市で雨水・洪水と再生水の利用を大いに推進し、節水用具と節水モデルを普及する。同時に、亦庄の節水モデル区の建設を加速し、現在すでに効果が現れている。【中国国家環境保護総局】

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