中国　清華大学が貴州省と共同でCDMプロジェクトを開発

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国／2006.10.10 発表

　中国南方のエネルギー省である貴州省は、清華大学と協力してCDMプロジェクトを開発する。同省初のCDMプロジェクトの開発・技術支援を専門に行うCDM技術支援センターの姚曉園主任によると、清華大学は国内で最も早くからCDM研究開発の専門家チームを持ち、同センターはすでに清華大学国際技術転移センターとCDMプロジェクト開発協力協定に調印し、同省の電力、石炭及び高エネルギー消費産業に関してプロジェクトを選定し、国際協力パートナーを選択すると述べた。また姚氏は、同省のCDMプロジェクト開発潜在力が大きく、同センターは全省でCDMプロジェクト開発に信頼性の高い技術保障メカニズムと国際協力チャンネルを構築していくと述べた。現在、ゴミ埋立場、炭鉱ガス開発などの分野で技術支援を展開し、現在潜在的CDMプロジェクトデータベースを構築している。
　同省は中国南方のエネルギーの豊富な省であり、石炭資源の埋蔵量は長江以南で最大であり、また水力資源と火力資源の相互補完が可能であるという強みもある。2005年、エネルギー工業は同省の工業分野で成長が最も著しい成長点になり、全省の一定規模以上の工業比率を5.6ポイント増加させた。また石炭生産量が1億トンを超えるという歴史的な記録を創った。そして全省で水力発電所、火力発電所の発電容量が1308万kWhに達した。【中国環境報】