一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 輸入再生資源委員会が発足
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.25 【情報源】中国/2006.09.12 発表
中国物資再生協会輸入再生資源委員会が先日発足し、元国家環保総局の指導者が主任委員となり、輸入再生資源利用企業と政府関連部門との間につながりができた。輸入再生資源委員会の趣旨は、国の関連法規・政策に基づき、原料となる輸入固形廃棄物の再生資源を有効に利用し、中国の資源不足を補い、国際的資源循環を促進することである。同委員会は、[1]資源再生利用と循環経済の調査研究を行い、政策、法規、基準制定の参考としてもらい、[2]再生資源輸入・利用企業の意見や要請を報告して彼らの合法的権益を守り、[3]政府関連部門に協力して、原料となる固形廃棄物の既存の輸入ルートを規範化し、集約化と工業団地化の方針で、アドバイス、情報、研修等の支援により、企業の経営・管理能力や設備水準を高め、節約型社会建設と環境配慮型社会建設で重要な役割を果たしてもらうようにする。
現在、中国の輸入再生資源利用企業は1万社近く、従業員は100万人を超えている。90年代初めから、環境、税関、品質検査の各部門の監督管理の下、再生資源となる廃棄物の輸入量は初期の年間100万トンから2005年には3954万トンにまで増加し、年間生産額は1000億元近くになり、不断に増加する中国資源需要を補っている。【中国国家環境保護総局】