中国　乗用車省エネ環境保護性能調査が始まる

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.05.25 【情報源】中国／2006.07.20 発表

　「中国乗用車省エネ環境保護性能検査・社会調査」が先日、始まった。
今回の調査は、「2006中国省エネ環境保護自動車オリンピック都市グリーン行動」活動の一環として、実質的・全面的に同国における現在の販売乗用車の実際のエネルギー消費や環境性能の状況を明らかにし、消費者にこれらの客観情報を正確に提供し、国家環境保護総局の「国家環境友好自動車」事業の実施に歩調を合わせることを目指す。
　調査は2006年7月15日から10月15日の期間に実施される。調査対象は2005年9月から2006年9月の期間に生産された各種の乗用車である。実際運転中の汚染物排出量、燃料消費量、二酸化炭素排出量、騒音、車内空気汚染物質濃度などの性能指標に対して検査を行うとともに公開社会調査を行う。
　今回の調査の省エネ環境性能検査は、国家環境保護総局自動車汚染排出監視センター、中国自動車技術研究センター、中国自動車工程学会、清華大学などの自動車研究機関・検査機関の著名な専門家や学者で構成される専門家検査委員会が行う。また「グリーン行動」活動の6都市で、国家関連基準に基づく先進的・公正な科学的方法を用いて、各車両の運転中における省エネ環境性能技術指標に対して系統的に検査を行う。
　自動車検査機関の専門家は、実際の検査で得られた客観データを基に、企業が報告したデータ情報をまとめ、社会調査データ情報を参考にし、「2006中国乗用車エネルギー消費・環境保護性能調査報告」を作成する。活動組織委員会は、乗用車類型別及びエンジン排気量について分類し、各項目の技術性能が優れている車種に「2006年度中国省エネ環境保護優秀車」賞を授与する。【中国環境報】