一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 天津市第11次5カ年計画資源総合利用発展方向を確定
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.25 【情報源】中国/2006.07.19 発表
第11次5カ年計画期間、天津市は循環経済発展モデルの構築を中心として、事業分野を大幅に拡大すると同時に、資源総合利用事業の「科学化、高度化、産業化、システム化」発展を促す。今後5年間、全市で展開する資源総合利用事業は、以下の3方面から着手する。[1]資源総合利用発展に有利な外部環境の創出、[2]資源総合利用の全体的技術水準の向上、[3]資源総合利用の科学的実施の全面的促進――である。同計画末期までに、同市の工業固形廃棄物総合利用率を99%に、工業循環水濃縮倍数を4とし、工業用水重複利用率を94%、二次エネルギーの余熱回収率を80%にする。同時に海水淡水化・再生水回収利用プロジェクトの実施により、4.9億立方メートルの淡水の代替・利用削減能力を形成する。太陽エネルギーや風力発電を利用して、14億kWhの電力代替・利用削減を実現し、海浜新区で10万kWの風力発電所を建設する。都市生活ゴミの総合利用率を50%以上まで上げ、再生資源回収体系を構築・整備し、再生資源総合利用生産能力を年間1500万トンにまで引き上げる。バイオマスエネルギー利用技術を普及させ、農村各種世帯メタンガス使用モデル1.5万戸、くずわら気化集中ガス供給事業100ヶ所を建設する。【中国国家環境保護総局】