中国　遼寧省エネルギー節約条例が実施へ　省エネが政府評価体系に入る

　遼寧省政府弁公庁によると、「遼寧省エネルギー節約条例」が省人民代表大会の審議で可決されて3月1日に実施される。これは、同省の省エネ事業が法的実施段階に入ったことを意味する。
　同条例は、工業省エネを主体とし、農業、建設、交通など多くの産業にも及び、省エネ管理制度の整備、産業構造調整、技術開発、民生省エネなど多くの内容を含んでおり、創造性と先進性を備え、省の実情に即したものである。省経済委員会関係者によると、同条例のうち、15ヵ所は全国省エネ関連で初めて地方の法律で定められた内容であり、例えば省エネを政府評価体系に組み入れたこと、国家機関が率先して省エネに取り組むこと、公共交通発展を核心とする交通省エネ、暖房費用の従量制導入などである。法律制定により制度と規範を定めることで、同省のエネルギーの合理的利用、節約型社会建設の推進の大きな意義があるとされる。【中国環境報】