中国　電子廃棄物回収の生産者拡大責任制へ　中国移動通信等が率先して回収活動

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国／2005.12.09 発表

　先日、中国移動通信、モトローラ、ノキアの3社は北京で「グリーンボックス環境計画――廃棄携帯電話・部品回収の共同アクション」活動を開始した。この開始式典で、国家環境保護総局汚染規制司の趙華林副司長は、電子廃棄物の回収に関して、近く生産者拡大責任制を制定すると述べた。上記3社は、12月8日から生産者拡大責任制を率先して実行し、電子廃棄物回収に先頭に立ち、それらの無害化処理を約束した。
　趙氏は、中国では法律規定も企業拡大責任制もなく、電子廃棄物の処理問題は業界を悩ませており、また無秩序な回収利用は資源の浪費と環境汚染を招いていると述べた。
　この活動は全国40都市で展開し、1000の中国移動通信販売店、各150のモトローラ、ノキアの販売・サービスセンターに携帯電話とその付属品を回収するためのグリーンボックスを常設した。回収された携帯電話は専門の処理業者により解体、分類、粉砕されて、一部の部品はリサイクルされ、また有害成分は無害化処理される。移動通信の消費者が使用済み携帯電話をグリーンボックスに入れるときに記念章を受け取り、その後モトローラ、ノキアの携帯電話が抽選で当たる。【中国国家環境保護総局】