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環境ニュース[海外]

中国 森林病害虫防止業績が顕著 2010年までに有害生物被害率を4.5‰以下に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2007.05.23 【情報源】中国/2005.11.01 発表

 先日国家林業局の記者会見の席上、第10次五ヶ年計画期間中(2001−2005)、中国の森林病虫害防止が大きな成果を収め、全国の主要な森林病虫害被害率は1999年の7‰から2003年には5‰にまで減少し、造林緑化と生態系の保全に大きな効果をもたらしたことを紹介した。
 これまで、各地方林業部門は生産地検疫と運搬検疫を強化し、特に松材線虫病の疫木管理を強化し、発生源から林業有害生物の伝播、蔓延を防いだ。林業局は外来有害生物管理弁公室・鑑定センターをつくり、リスク評価、技術研修、全数調査、国際交流などを進めた。1998年からは松材線虫病など6つの国家級主要病虫害対策事業を始め、中央財政から合計2億元の対策事業費と1.74億元の病虫害被害対策資金を投入した。
 今後は有害生物の監視体制、検疫体制、被害防止体制を強化し、法律法規を整備し、応急処置体制を整え、林業有害生物の基準化、規範化、科学化、法制化、情報化を進めて2010年には林業有害生物被害率を4.5‰にまで抑えることを目指す。【中国環境報】

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