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環境ニュース[海外]

中国 広州:世界最大のゴミ焼却発電所の建設を計画

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.05.23 【情報源】中国/2005.10.18 発表

 激増するゴミと深刻化するゴミ汚染の諸問題を解決するため、広州市はゴミ埋立場に注目すると同時に、国際的な潮流であるゴミ焼却発電事業にも注目している。同市では、国際的な先進的環境保護技術による近代的生活ゴミ焼却発電事業――李坑生活ゴミ焼却発電所を建設した。
 李坑1期事業は2005年6月始めに試運転が始まり、その設計容量は日量1000トンの生活ゴミを焼却するもので、計画によると2010年の2期事業完成後には、世界最大の生活ゴミ焼却発電所となる。処理能力は6000トン/日、年間発電量は1.2億kWhになる。
 現在同市の生活ゴミ発生量は約7000/日トンで、大部分が衛生埋立方式で処分される。李坑1期事業稼動後はその1/7が発電に利用される。2期事業により9割近くのゴミが発電に利用される。これにより土地の節約と電力供給増強が図れる。同市のゴミは水分が高くて運転コストは高くなるが、売電により採算が合い、行政からの補助が不要になる。
 ゴミ焼却発電事業は、現在BOT方式が主流になりつつあるが、1期事業は市政府が事業費を出しているので、BOTではなくO&M(Operation−maintenance)方式となる。運行管理は、競争入札により、世界最大の環境企業グループであるVeolia環境会社所属の廃棄物管理会社――ONYX社が担当する。【中国環境報】

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