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環境ニュース[海外]

中国 『広州市固形廃棄物汚染防止計画』 買い物袋と使い捨て品を規制

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.09.14 発表

 先日、『広州市固形廃棄物汚染防止計画』が専門家審査を通った。この計画では2010年〜2015年に徐々に買い物袋や無料の使い捨て品を制限し、また3つのごみ焼却発電所を建設することが示されている。
 この計画によると、同市は2015年までに58億元を投じ、17の固形廃棄物処理施設を建設し、そのうち2007年までに33億元を投じてごみ焼却発電所、総合処理場、生ゴミ無害化処理場、市廃棄物安全処分センターなど7大重点処理事業を進める。2015年までには同市の各種固形廃棄物は年間1500万トンになり、生活ゴミ、危険廃棄物医療廃棄物、固形廃棄物で無害化処理率100%を達成し、電子廃棄物、建築廃棄物汚泥ヘドロ、家畜糞尿などでも高処理率を達成する。
 さらにこの計画では、政府機関や事業団体が業務電子化を進め、紙の使用量を減らしてリサイクル品の使用を広め、過剰包装や使い捨て品の消費量を減らすことも含めている。2010年までには大型スーパーなどで買い物袋を有料化し、ホテルでの使い捨て品の使用量を減らす。2015年までにスーパー、商店などでは買い物袋を全て有料化し、ホテルでの使い捨て品の使用を停止することを目指す。
 同時に生活ゴミのリサイクル利用を進め、32.4億元を投じて3ヵ所でごみ焼却発電所を建設し、処理能力を日量6000トンに高める。南沙建設にあわせ、長期的には同区に大型のごみ焼却発電所を建設する。【中国国家環境保護総局】

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