中国　危険廃棄物・医療廃棄物処理国際協力プロジェクト実施状況

【ごみ･リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国／2005.08.26 発表

　蘇州市危険廃棄物処分センターFS調査：米国貿易発展署と国家環境保護総局との協力プロジェクト。米国側が資金と技術的支援を行い、米国の危険廃棄物管理技術を導入して、蘇州市危険廃棄物処分事業に対してFS調査を行う。中国危険廃棄物の発生と処理状況を調査し、関連政策や管理措置の制定に重要なデータを提供している。近く報告書が完成予定である。
　医療廃棄物蒸気滅菌集中処理技術・管理政策研究プロジェクト：ドイツGTZと国家環境保護総局環境保護対外協力センターとの協力プロジェクト。ドイツ側が資金と技術的支援をし、医療廃棄物蒸気滅菌技術の処理規範、管理基準などの関連規定に関する政策研究を支援する。蒸気滅菌処理技術総合評価、処理技術規範コンサルティング及び支援、技術ビジネス視察交流、技術の検討及び普及の4方面からなる。ドイツ側はすでに「蒸気滅菌処理総合評価報告」を出した。
　医療廃棄物処理中のダイオキシン・フラン排出削減プロジェクト：イタリア・ドイツ・UNIDO（国連工業開発機構）と国家環境保護総局との間のGEF支援による協力プロジェクト。医療廃棄物の「最適実行可能技術」と「最適環境実践」などの国内での応用により、医療廃棄物管理の水準を高めて医療廃棄物処理過程で出るダイオキシンやフランの排出を削減するもの。清華大学環境工程学部、中国科学院生態環境研究センター、中国環境科学研究院などが技術担当となり、現在審査段階にある。【中国国家環境保護総局】