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環境ニュース[海外]

中国 江蘇省:“グリーン電力”を推進し、生活に融合させる

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.07.18 発表

 “グリーン電力”とは再生可能エネルギーによる電力を指し、風力・水力・太陽熱・バイオマスによる発電が含まれる。現在、江蘇省は風力・水力・太陽熱・バイオマスによる発電プロジェクトを進めている。関連する政策・措置を制定し、“グリーン電力”を推進する。風力発電に関しては、如東第一期の10万kWの風力発電所で設備取り付けが始まった。如東第二期の15万kWの風力発電所で入札が終了した。東台の20万kWの風力発電所は国の承認を得て入札の準備を進めている。水力発電に関しては、リツ陽で10万kWの揚水発電所が発電を開始し、さらに150万kWの水力発電所を建設する。宜興の100万kWの揚水発電所は建設中で、近く発電を開始する。無錫馬山でも水力発電所を建設する。バイオマス発電に関しては、興化でもみ殻・藁を利用した発電設備の取り付けが完了し、近く発電を開始する。南京のゴミ埋立場では発生メタンガスを利用して発電し、温室効果ガスの排出を削減する。太陽熱発電に関しては、南京では太陽エネルギーを利用し加熱・発電するタワー式発電機が開発された。無錫と常州の太陽電池メーカーは、生産ラインの拡張事業を開始した。同省の電力量は3000万kWに達したが、その99%以上の電力は火力発電に頼り、グリーン電力の占める割合は極めて低い。グリーン電力は高コストがネックとなる。グリーン電力の市場における競争力を高めるため、各種電力間の価格調整が今後の課題となる。【中国国家環境保護総局】

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