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環境ニュース[海外]

中国 グリーン電力システムが上海に上陸

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.05.15 【情報源】中国/2005.06.16 発表

 上海市の経済委員会と発展改革委員会は合同で「上海グリーン電力購入調印式」を行った。上海宝山鋼鉄、上海煙草集団など15の機関と市電力会社は、毎年6〜120万kWhの電力自主購入契約の締結を行った。市委員会常務委員兼副市長周禹鵬、副市長胡延照は購入団体に「グリーン電力購入名誉証書」を贈った。グリーン電力とは、再生可能エネルギーにより発電された電力で、通常電力より高い。
 初のグリーン電力購入総量は合計654万kWh。現在上海の提供可能なグリーン電力は、奉賢に設置された4台の0.85MWの風力発電機による年間発電量610万kWhの電力を用いる。6月末崇明などに20MWの風力発電所が建設され、年間発電量は5368万kWhとなる予定。上海グリーン電力のkWhあたりの購入単価は一般の電力より0.53元高い。
 2005年後半、上海では2回目のグリーン電力購入事業を予定しており、購入者は政府部門や学校、個人まで広がる。希望者は電話、メール、上海グリーン電力のホームページなどにより購入申請できる。
 「上海市グリーン電力購入販売奨励試行弁法」規定では、企業は規定の最低電力量以上で購入できる。個人の年間最低購入量は120kWhで、年間63.6元高くなるが、一般サラリーマンには受け入れ可能な額となっている。【中国環境報】

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