中国　深センで政府省エネ計画が始動

　近日、広東省深セン市政府機関と財政支援機関で省エネ措置が実施される。
　今回の政府省エネ計画は、政治協商ビルを実証事業とし、政府の公共施設を手始めに、全市で省エネを実施するためのものである。
　同計画の実施により、公共施設では毎月電力消費量を20～30％削減できる。市民センターを例に挙げれば、同センターは7つの変電所、17の変圧器を持ち、毎月の電気代は65.52万元であるが、同計画の実施後は9台の変圧器を使用するだけでよく、毎月31.32万元の電気代を節約できる。
　同計画のための資金は、政府財政負担を軽減するため多元的融資方式を採用している。第一に初期段階では政府エネルギー基金より貸付を受け、毎月の節約した費用より返済する。第二に民間融資システムの導入で、落札企業が資金を立て替えて公共施設の省エネ改造を行い、毎月の節約した費用を企業への返済にあてる。【中国環境報】