バーゼル条約責任・補償議定書にサイン

　イギリス環境・運輸・地域省は、12月７日、バーゼル条約の責任と補償に関する議定書（the Basel Convention Protocol on Liability and Compensation)にサインした。同議定書は、1999年12月の第５回バーゼル条約締約国会議において採択されたもの。同議定書は、廃棄物の越境移動に伴って生じた損害に対して、厳格な責任システムを確立するもの。廃棄物輸出業者は、有害廃棄物がリサイクル業者や処理業者の手に渡るまでの間に生じたあらゆる損害について責任を負うこととなる。輸出業者は、この責任を果たすよう保険への加入が求められることになる。
　同議定書は20カ国の批准から90日後に発効する。イギリスは、最も早く同議定書にサインした国の一つとなった。【イギリス環境・運輸・地域省】