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環境ニュース[海外]

再生可能エネルギー市場の雇用者は17万人に増加

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2006.04.10 【情報源】ドイツ/2006.03.22 発表

 ドイツ環境省は、3月22日、国内の再生可能エネルギー業界で働く人は、2005年に約17万人となり、2004年(157,000人)と比較して10%増加したことを発表した。これは、環境省の委託によって、ドイツ経済研究所(DIW)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)、経済構造研究所(GWS)、バーデンヴュルテンベルク太陽エネルギー水素研究所(ZSW)による共同研究の過程で明らかにされたもので、中間報告書「対外貿易への特別な配慮の下、再生可能エネルギーの拡充がドイツ労働市場にもたらす影響」にまとめられている。中間報告書の概要は以下のとおり。
●2020年までに同業界において、30万人の雇用を創出することは現実的。前提条件としては、国内市場が、安定した政策によって、さらに収益の機会と革新への刺激を得ることが重要である。
●昨年一年間で、100億ユーロ(1兆3500億円)の投資がなされた。2020年までに、世界的な再生可能エネルギー市場への投資額は、年間、現在の400億ユーロ(5兆4000億円)から2,500億ユーロ(33兆7500億円)に増加するであろう。それがドイツ国内の雇用にもたらす効果は、ドイツ企業が輸出のポテンシャルをどの程度、利用できるかによる。
 同研究は、再生可能エネルギー業界の1,100社以上を対象としている。研究では、中小企業にとって明確なチャンスがあることが明確に示され、また、構造的に弱い地域における雇用政策にも重要なチャンスのあることが示されている。研究は、2006年半ばを目処に完成する。【ドイツ連邦環境省】

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