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環境ニュース[海外]

再生可能エネルギーは2020年には電力供給の25%に達する

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2006.02.03 【情報源】ドイツ/2006.01.19 発表

 1月19日、ドイツのガブリエル環境大臣は、研究報告書「2020年までの電力部門における再生可能エネルギーの拡大」を紹介した。この研究は、連邦環境省の委託により、ドイツ航空宇宙センター(DLR)、ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所、バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー水素研究センター(ZSW)が実施したもの。概要は次のとおり。
再生可能エネルギーによる電力供給は、2020年にはドイツの電力供給全体の4分の1に達し、CO2排出量を1億1000万トン削減できる(現在の削減量の2倍)。
バイオマス、地熱、太陽光、水力、風力エネルギーに対する投資額は、今後15年で750億ユーロ(約10兆円)になり、ドイツの経済、雇用に大きな影響を及ぼす。
再生可能エネルギー法に基づいた費用負担額は、平均的な家庭で、現在は毎月約1.5ユーロ(約200円)であるが、今後10年半ばで2.8ユーロ(約380円)となり、2016年以降は下がる。これは従来の電力源が高くなり、再生可能エネルギー買取価格が下がるため。風力発電は、今後10年内に、経済性を確立する。
 ガブリエル大臣は報告書を受けて。「再生可能エネルギーは、ドイツのエネルギー供給の独立性を高め、環境や気候の保護、産業界における革新の原動力として、今後、さらに良い影響を及ぼすようになる」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】

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