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環境ニュース[海外]

欧州委員会に再生可能エネルギー促進状況を報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2005.12.05 【情報源】ドイツ/2005.11.15 発表

 ドイツ連邦環境省は、11月15日、欧州委員会に、「ドイツ連邦共和国 2010年までの再生可能エネルギー源による電力生産に関するEU指令達成状況報告書」を提出した。同報告書では、ドイツは、目標を2010年までに達成すると報告している。
 EU指令(2001/77/EU)では、加盟国ごとに、2010年までの電力生産における再生可能エネルギーの割合を定めており、ドイツは、少なくとも12.5%を再生可能エネルギーで生産することが求められている。連邦政府は、2020年までに電力の20%を、2050年までに総合エネルギー需要の半分を再生可能エネルギーで供給することを目指している。
 目標達成のための重要な政策は、再生可能エネルギーの長期的な固定買取価格を定めた再生可能エネルギー法である。同法は、ドイツにおける再生可能エネルギー普及の促進力となっている。例えば、ドイツにおける風力発電の効率は非常に高く、発電価格は1kWhあたり8セント(11円)で、G8加盟国の中で最も低い。ドイツ型の再生可能エネルギー法を持っていない国々では、1kWhあたり15セント(20円)以上になるという。ゆえに、現在、多くの国々で、ドイツ型の再生可能エネルギー法の導入が進められている。
 欧州委員会は、加盟国間の協力関係を促進するために、各国が提出する報告書に基づき、「ベストプラクティス」をまとめた報告書を作成するとしている。最初の報告書は、2005年末に完成予定であるという。【ドイツ連邦環境省】

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