一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA ハリケーン・カトリーナ、リタで生じた家庭系有害廃棄物 450トン以上を回収
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2005.11.22 【情報源】アメリカ/2005.10.31 発表
EPAは10月31日、ルイジアナ州において、ハリケーン・カトリーナおよびリタによる被災後、家庭系の有害廃棄物が、推計で100万ポンド(約450トン)収集されたと発表した。家庭系の有害廃棄物には、一般に、家庭にあるような洗剤のほか、芝生・庭用製品、殺虫剤・除草剤、燃料、塗料、ガレージにあるバッテリーなどが含まれている。これらの一般的な家庭用製品は、通常の状況で保管・使用される場合には安全だが、混ざり合うと危険になる。また、これらの製品は、一般の家庭ゴミと共に処理され、埋立処分されると、環境に対して長期的な被害を与えるおそれがある。
EPAは、ルイジアナ州のセント・タマニーやオーリンズ、キャメロンなど8つの郡に、地方自治体および郡と協力して、有害廃棄物回収センターを設立した。
また、EPAとその受託業者は、廃棄物の回収システムを知らせるチラシを配布し、数日後に住居前に出された廃棄物を全て回収するといった取組みを行っている。回収センターに運搬された後、これらの廃棄物は、適切な運搬・処分を行うため、廃棄物ストリームごとに分別されている。【EPA】