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環境ニュース[海外]

リサイクル促進のため 住民に賞金やレジャー施設のチケットを贈呈

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2005.10.25 【情報源】イギリス/2005.10.06 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、10月6日、廃棄物の減量やリサイクルのためのインセンティブを住民に与える様々なアプローチを実証し、評価する51件のパイロット事業を発表した。これらの事業は、地方公共団体によって実施されるもので、総額350万ポンド(約7億円)の補助金が公布される。
 地方自治体によっては、いつもリサイクルに参加している人に、賞金や賞品、買い物やレジャー施設の割引券を配布したり、また、リサイクルくじ、スクラッチカードなどを取り入れるところもある。
 具体的な取組みの例は以下のとおり。
●クルー及びナトウィック・ボローでは、リサイクルへの参加率が低い地域の公営住宅で、いつもリサイクルに取り組む人が、1000ポンド(約20万円)2本が当たるくじを引けるようにし、参加を促す。
●ランカシャーでは、小学生が、県のリサイクル制度への参加を誓約するよう家族や友人を勧誘すると、レジャー施設のクーポン券がもらえる仕組みを導入する。誓約数及びリサイクル量が増えると、小学校にも、コンピューターやスポーツ用品などが購入できるポイントがたまる。
●イースト・ライディングでは、リサイクル回収の前日に、携帯でメッセージを受け取り、忘れないようにするシステムを導入する。
●テインブリッジでは、ゴミ減量化のため、生ゴミを出さなかった住民に対し、6ヶ月間、有機農産物の詰め合わせを毎週、受け取ることのできる賞を授与する。
 これらのパイロット事業の成果は、将来の政策づくりや、地方公共団体向けにベスト・プラクティスを示す手引きの基盤となることが期待される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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