EU構造基金　ドイツ−チェコ、ドイツ−ポーランド間のプロジェクトを支援

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.08.03 【情報源】EU／2001.07.25 発表

　欧州委員会は、共同体のINTERREG　III　Aプログラムの融資対象となる、国境を越えた協力計画2件を採択した。今回承認されたのは、「ドイツ（ザクセン）−チェコ共和国」、「ドイツ（ザクセン）−ポーランド（下シロンスク）」の２つである。
　なお、「INTERREG　III　A」は、EU内の地域と同地域に隣接するEU外の地域間協力及び両地域の発展を促すためのプログラムで、欧州地域開発基金（the European Regional Development Fund：ERDF）によって融資されている。

・「ドイツ（ザクセン）−チェコ共和国」プロジェクト
　2006年までの事業総額は2億4420万ユーロ（268億6200万円）である（このうちEUの融資は1億7070万ユーロ）。経済の発展、企業間協力、インフラ整備、人的資源の開発と並び、環境に関する事業も予定されている。自然資源の保全と改善、持続可能なエネルギー資源、水処理及び廃棄物処理システムが核となっている。低排出型の都市内移動システムのパイロット事業にも融資される（環境関連事業への共同体出資分は5220ユーロ）。

・「ドイツ（ザクセン）−ポーランド（低シロンスク）」
　2006年までの事業総額は5690万ユーロ（62億5900万円）である（このうちEUの融資は4270万ユーロ）。経済発展・協力、インフラ整備、田園・都市地域整備、教育、雇用と並び環境に関する事業も予定されている。自然資源の改善、水質及び廃棄物処理システムが核となっている。省エネ型建築物のパイロット事業に融資される（環境関連事業への共同体出資分850万ユーロ）。

担当機関（２つのプログラムとも）
Saesische Staatkanzlei
Referat 45- Interreg　III/ Grenzueberschreitende Projekte
Archvstr. 1
D-01097 Dresden
Tel. (0049) 0351 564-1450E
Mail:vb-ir3a@dd.sk.sachsen.de

【欧州委員会環境総局】