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環境ニュース[海外]

携帯電話の着信音を 絶滅危惧種の動物の声に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.08.31 【情報源】ドイツ/2005.08.15 発表

 ドイツ連邦環境省は、8月15日、絶滅の危機にある動物の保護を呼びかけるキャンペーン「自然が呼んでいる」を開始した。これは、特に若者を対象にしたもので、若者に人気のある「携帯電話の着信音」を利用したものである。連邦環境省のホームページから、オオカミやゾウ、パンダなど6種類の絶滅の危機にある動物の声を、着信音としてダウンロードすることができる。
 現在、日々、150種の動植物が絶滅している。また、8,000種の動物と40,000種の植物が絶滅の危機にある。これらの多くは、人間の活動が影響しているものである。このため、1973年には、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約ワシントン条約)」が採択され、約170カ国が批准している。同条約により、5,000種以上の動物、約30,000種の植物が保護されている。しかし、状況は悪化しており、税関でこれらの動植物の持ち込みを摘発された件数は、1981年には1500件であったのが、2004年には37,000件に増加した。こうした現状に対処するため、このキャンペーンでは、携帯電話の着信音により、人々の意識を高めることを目的にしている。【ドイツ連邦環境省】

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