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環境ニュース[海外]

農地の野鳥の減少傾向がストップ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.04.22 【情報源】イギリス/2005.04.04 発表

 イギリスで農地の野鳥に関する統計が、4月4日に公表され、こうした野鳥の減少傾向がストップし、いくつかの種については増加傾向に転じたことが明らかとなった。
 農地の野鳥は、1970年代半ばから1990年代にかけて半減したが、その後は、安定した状況になってきている。2003年には、2002年レベルから僅かだが増加した。
 過去30年間で、特に減少したのは、ヨーロッパヤマウズラ、コキジバト、ホシムクドリなどだった。一方、最近の増加は、タゲリやオオジュリンなど他の野鳥の増加によるものと見られる。
 混合農業が減り、生垣や畦が失われ、秋蒔きの穀物が増加して冬季に麦の切り株が減少するといった農業慣行の変化に伴って、農地の野鳥は減少した。ただし、ナタネ生産の増加などでメリットを得た野鳥もいる。
 ブラッドショー自然保全大臣は、今回の調査結果を歓迎し、農地の野鳥の数や生態系の健全性を長期的に改善していくために、土地の管理方法の変更を促していく必要性があると述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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