欧州委員会　オランダの運輸分野へのCO2削減補助を支持

　欧州委員会は、７月３日、オランダ政府による、道路、鉄道、水運分野へのCO2削減のための補助スキームを承認した。これは、京都議定書におけるＥＵの削減目標の達成を目指すものでもある。
　オランダの運輸・公共事業大臣から提出された規則案では、運輸分野におけるCO2排出削減のための投資、情報、コンサルティング、訓練及び実証プロジェクトへの補助が規定されており、返済は不要となっている。具体的な補助対象は、省エネに最適なエンジンスピードをチェックする技術、従業員対象の広報キャンペーン、燃料節約型運転の訓練等が含まれている。
この補助スキームには3600万ユーロ（39億6000万円）の予算が割当てられており、2007年末まで施行される。【欧州委員会環境総局】