一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 海軍造船所と水質保全プロジェクトに合意>
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2000.09.29 発表
EPAは、ワシントン州シンクレア入江の水質保全・改善を目指し、ピージェット・サウンド海軍造船所(PugetSound Navel Shipyard;PSNS)とのプロジェクトXLを締結した。
このプロジェクトは、入江の汚染を管理するため、革新的なエコロジカル・リスク・アセスメントを実証するもので、2つの段階がある。第1段階では、PSNSは、データの重複領域を確認し、データを集める必要がある領域を確定、入江の環境に影響を及ぼしている汚染の種類を精査する。水質、沈殿物質、生物学的健全性、入江内生態系の生物多様性などの変化によって、環境改善の度合いを測定する。
第2段階では、水質改善のため、代替的な戦略を実施する。
なお、第1段階では規制緩和を行わないが、第2段階では、規制を弾力的に運用する可能性もある。
プロジェクトXLは、環境保全のためにより費用効果的で、革新的な方法をテストするEPAのモデル事業で、環境面で努力する事業者に対して規制緩和等を認めている。【EPA】