一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国、環境汚染の2市11企業を処罰
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2010.05.31 【情報源】中国/2010.05.17 発表
中国環境保護部(MEP)は、汚染物質の排出処理が不適切だとして処罰された都市と企業のブラックリストを公表した。黒竜江省北東部の双鴨山市、浙江省東南部の温州市の2市は、排水の放出を要する新事業についての環境影響評価の提出が禁止された。禁止措置は、排水中の化学的酸素要求量(COD)(水中の汚染物質の尺度)が環境保護部の基準を両市が満たせるようになるまで継続される。漣源鋼鉄集団(湖南省)は、二酸化硫黄を排出する新規事業について、環境影響評価提出の一時停止処分を受けた。
天津市、浙江省、陝西省、吉林省、広東省、四川省の8企業(主に排水処理施設)には、排水の水質浄化の期限が設定された。鄂城鋼鉄(湖北省)、達州鋼鉄集団(四川省)は、環境保護部の基準が満たせるようになるまで脱硫施設の操業停止処分を受けた。
周環境保護部長は、地方政府は行政責任を全うして環境保護の責務を果たすべきであり、環境基準を違反した企業は厳しく責任を問われると述べた。【中国環境保護部(MEP)】