一般財団法人環境イノベーション情報機構
水源の農薬汚染に関する報告書公表
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.11.26 【情報源】フランス/2001.11.14 発表
フランスのバッス・テール(グアドループ)南部で起きた飲料水の農薬汚染問題に対し、環境国土整備省と厚生省は、社会問題総合検査局(IGAS)と環境総合検査局(IGE)に、現状評価、水質や飲料水の安全性確保のための手法について調査を依頼していた。今回、公表された報告書では、地方レベルで農業活動における水源の保全が十分でないこと、直ちに対処する必要性が指摘された。
報告書のポイントは以下のとおり。
・地方作業チームの配置、適切な農業活動を行うための規則の作成、優先目標と評価指標を定めた活動プログラムの策定
・農薬の導入と使用に関する知識の向上
・環境と食品における農薬の監視の強化
また、全国レベルでは特に熱帯地区における農薬承認規則の適用を提案している。
なお、グアドループでは環境農薬汚染の被害拡大監視計画の作成が急がれる(水、地面、水生生物)。
【フランス環境・国土整備省】