一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

文科省、放射線医学総合研究所で「放射線漏えい事故はなかった」と結論

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.03.23 【情報源】文部科学省/2005.03.16 発表

 千葉県千葉市の独立行政法人放射線医学総合研究所・低線量影響実験棟内の中性子照射用加速器システムで、平成16年に中性子漏えい事故が発生したにもかかわらず、同研究所がその事実を隠蔽し対策を講じていないとの情報が17年3月14日に文部科学省に寄せられた。
 このため、文科省は翌15日に職員2名を派遣。同研究所で調査を実施したが、その結果としては研究所放射線管理区域境界の放射線量が調整運転開始以降、法令基準を超えたことがないことが確認され、文科省は「放射線漏えい事故はなかった」と結論した。
ただし、調査の中で管理区域境界に放射線量が設計上の評価値を上回っている地点があることが判明したため、研究所は最大出力で運転した場合にも法令基準を満足するよう、中性子照射用加速器システムにしゃへい物などを追加する方針を決定。そのための手続として、放射性同位元素使用に関する変更許可を改めて文科省に申請するとした。【文部科学省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク