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環境ニュース[国内]

原発の告発情報1件の調査結果公開 17年3月2日までの調査終了分

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.03.03 【情報源】原子力安全・保安院/2005.03.02 発表

 原子力安全・保安院内に設置された「原子力施設安全情報申告調査委員会」は平成17年3月2日付けで、原子力施設に関する告発情報1件に対する調査結果を公表した。
 今回公表された告発情報は17年1月31日から3月2日までの間に裏付け調査が完了したもの。
 告発はFAXと音声により匿名で寄せられたもので、「東京電力(株)柏崎刈羽原発内に建設中の放射性廃棄物を焼却するための焼却炉建屋の壁に、コンクリートが埋まっていないとの噂を聞いた」という内容だった。
 この告発に基づき、保安院が東電の任意協力に基づく調査を行ったところ、東電側は「焼却炉建屋と補助遮へいにはSC(鋼板コンクリート)構造と鉄筋コンクリート構造を採用しているが、施工会社によるコンクリートの受け入れ検査時に東電職員が立ち会い、適切なコンクリート打設が行われていることを確認しているほか、打設されたコンクリートの品質も設定基準に適合している」と説明。また、「16年8月にSC構造で施工された部分の一部で鋼板とコンクリートに数ミリの隙間が発見されたことがあるが、この隙間は補修されている」とした。
 一方、別途確認した施工会社のコンクリート打設時品質試験結果報告の内容も東電の説明と矛盾する事実が認められなかった。
 これらのことから、保安院は法令違反や安全上の問題は認められないとの判断を示している。【原子力安全・保安院】

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