一般財団法人環境イノベーション情報機構
17年のさくらの開花、平年並か平年より遅めに
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.03.02 【情報源】気象庁/2005.03.02 発表
気象庁は平成17年3月2日、北海道・東北地方と沖縄を除いた全国の17年のさくら(ソメイヨシノ)の開花について、「平年並(平年値との差が2日以内)か平年より3日以上遅い地点が多い」との予想を発表した。桜の開花は気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなるが、今回の予想対象地域である東日本(北陸・関東甲信・東海)・西日本(近畿・中国・四国・九州)の1〜2月の気温が平年並で、3月の気温も平年並であると予報されたことを踏まえたもの。
開花が平年より早いと予想されたのは種子島をはじめ全国11か所なのに対し、平年と同じ日に開花すると予想されたのは8か所、平年より遅いと予想されたのは43か所だった。
13年4月に環境省がまとめた「地球温暖化の日本への影響2001」ではソメイヨシノの開花日が、この50年間に5日早まっていると指摘されており、暖冬だった16年度は全国のほとんどの観測地点で平年より開花が早かった。【気象庁】