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環境ニュース[国内]

タイでの籾殻発電事業に設備導入補助 CDMクレジットの一部を政府が取得へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.01.28 【情報源】環境省/2005.01.28 発表

 環境省は平成17年1月28日、16年度CDM(クリーン開発メカニズム)・JI(共同実施)関連設備整備の補助対象事業として中部電力、ATバイオパワー(ATB)社が実施するタイ・ナコンパトム県での籾殻発電事業を採択したと発表した。
 CDMとJIは京都議定書に導入されている、市場原理を活用した削減目標達成のための措置「京都メカニズム」の中の制度。CDMは先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度、またJIは先進国同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度となっている。
 環境省が行うこの「CDM・JI関連設備整備機器導入事業」は、費用の不足が解決すればCDM・JIプロジェクトとして実現でき、費用対効果も高いと認められるプロジェクト案件について設備費の一部を補助するもの。
 今回の事業は日本政府の正式なCDMプロジェクトとして認められており、プロジェクトにより獲得された排出削減クレジットの一部を、設備補助を行った日本政府が補助割合に応じて取得できる見込み。補助金がクレジットの獲得に結びつくのは今回のケースが日本で初めて。【環境省】

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