一般財団法人環境イノベーション情報機構
04年12月の平均オゾン全量を公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2005.01.21 【情報源】気象庁/2005.01.20 発表
気象庁は2005年1月20日、札幌、つくば、鹿児島、那覇−−の国内4地点と南極・昭和基地で実施している上空オゾン量、地上に到達する有害紫外線強度についての04年12月の観測結果を発表した。04年12月の観測では、国内4地点の月平均オゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)は全ての地点で並のレベルだった。
また、米国・航空宇宙局(NASA)のアースプローブ衛星のデータと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布について、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果では、南極大陸沿岸と大西洋を中心とした北緯45度帯の大きな範囲で、オゾン総量が減少した地域が見られた。【気象庁】