愛知県田原市の白谷汚水処理場製造のし尿汚泥肥料で水銀許容基準超過

　農林水産省関連の独立行政法人肥飼料検査所は平成１６年１２月２２日、愛知県田原市の白谷汚水処理場が生産している、し尿汚泥肥料（肥料名：し尿処理汚泥肥料（白谷汚水処理場））の中から、許容基準である２ｐｐｍを超える水銀３ｐｐｍを検出したと発表した。
　肥飼料検査所は１６年１２月７日に白谷汚水処理場に対し立入検査を実施しており、この時にし尿汚泥を持ち帰り検査を行っていたもの。
　なお許容基準超過が判明したことにより、農林水産省は白谷汚水処理場に対し、（１）「し尿汚泥肥料」の出荷停止、（２）流通中の製品の回収、（３）販売先農家への水銀許容基準超過の連絡、（４）農家に対する相談窓口の設置、（５）肥料取締法に基づく報告－－を要請・命令した。
　同省では今後、新たな状況がわかり次第、追って事態の公表を行う方針。【農林水産省】